このプリントは……
- 質問に答えることで、子どもの読解力を見極めましょう
- 「自分」と「他の人」の世界を知ることができます
- コミュニケーション能力を育てましょう。

ここでは発達凸凹さんので「できた!」を増やす
スモールステッププリントを配布しています
自分はカレーが好きだから、みんなもカレーが好きでしょ?
例えば、「自分はカレーが好き。だから、みんなもカレーが好き。」=カレーを嫌いな人はいないというような認識をしている人に出会ったことありませんか?
自分が好きなもの=他者にとっても好きなものである場合もありますが、全てがそうではありません。
多くの人はこのように自分と他者は違うということを理解しながら生活しています。

このような「自分」と「他者」の区別の認識を「自他分離」といいます。
「自分がこうだからみんなもそのはず」と、誤った認識をしたまま社会に出ていくと、様々な困難が待ち受けています。
例えば、お子さまがお友達と「かして」「いいよ」のやり取りをせずに、お友達のものを取ってしまったり、相手の立場になって気持ちを考えることが難しい、などといったことが起こってきます。
お子さま本人にとっても、周りのお友達にも辛い状況を作らないためにも、社会性・コミュニケーション力は少しずつ培っていきたいですね。
人は幼少期から家族や友達など様々な人と関わることで、「自分とは違う考えの人もいる」ということを学んでいきます。
しかし、発達に凸凹や偏りがあるお子さまの中には「自他分離」がうまくできない場合があります。
そして、「自他境界」があいまいになると、他者の価値観などを尊重できず、自分の考え方を押しつけたり、他者と自分の考えが同一だと信じ切って話を進めてしまうことも。
コミュニケーションを円滑にしていくために、これらの認知、理解をしていく必要があります。
無理に抑え込む、なぜ、と怒ることはせずに、ていねいにアプローチしていきましょう。

自他分離……自分とは違う考えを持つ人がいるということ
自他境界……自分と他者との距離感や感情の共感性のなど心理的な境界線をさします
プリントについて
今回は、プリントを通して「自他分離」「自他境界」のきっかけづくりをしていきたいと思います。
このプリントは、同じ質問が2つ並んでいます。
印刷後、半分に切ってからご使用ください。
そして、「お子さま(自分)」と「お子さま以外の人(他者)」が、同じ時間・同じ場所でプリントの質問に答えてください。
答えを書くことが難しい・読むことが難しい場合は読み上げたり、代筆してサポートしていただきたいと思います。
全ての質問の解答が終わったら、答えの読み合わせをしましょう。
全問答えが同じという事はほぼないと思います。
「〇ちゃんはカレーが好きなんだね。私はハヤシライスが好きなんだ」というように、「自分」と「他者」との違いを認識できるような声掛けをおこなっていただければと思います。
「自分」と「他者」は違う考えをもっているということに気がつく「きっかけ」を逃さないようにしましょう。
また、「この質問に答えよう」プリントは、会話の練習にもなります。
お子さまが「質問の内容を理解できているか?」その上で、「きちんと答えることができるのか」を把握できます。
いきなり長文や、複数の質問から始めるのではなく、まずは短い質問とひとことで答えることができる解答から練習していきましょう。
ただ、きっちり取り組もうとすると、構えてしまうお子さまもいらっしゃるかと思います。
「クイズであそぼ~」など楽しんで取り組むことができる声掛けから行ってみてください。
ちいさくいっぽ。のプリントについて
・ちいさくいっぽ。が目指していること
・プリントの特徴
↓詳しくはこちらをご覧ください。

お子さまが楽しく取り組めるプリントを作りたいです!
プリントデータ
① スマホからの印刷方法とネットプリントについてはこちらをご覧ください。
② パソコンの場合はPDFファイルを開いて、そのまま印刷するか、データを保存してください。
問題プリント
しつもんにこたえよう 1

PDFはこちら
印刷サイズ A4(297×210mm)
しつもんにこたえよう 2

PDFはこちら
印刷サイズ A4(297×210mm)
しつもんにこたえよう 3

PDFはこちら
印刷サイズ A4(297×210mm)
しつもんにこたえよう 4

PDFはこちら
印刷サイズ A4(297×210mm)
まとめ
今回の学習プリントは「質問に答えよう」を作成しました。
取り組みの際のお子さまの様子はいかがでしょうか?
自分と他者は「違う」ということを認識するこの「自他分離」について、お子さまはどのくらい培われていましたか?
お友達とのトラブルの際、「自分が嫌なことを他の人にしないでね」という声掛けをよく見聞きします。
それよりも、「○○ちゃんはそれが嫌だったんたよ、やめようね」というように、「自分が嫌なこと」ではなく「相手が嫌だった」ということを明確に伝えることが大切です。
このプリントでは、自分とは違う考えの人がいるということ、考え方は1つではないということを学んでいきましょう。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
次回の更新は1/29(水) 10:00です。
おすすめ文房具
集中して学習に取り組むためには筆記用具・文房具へのこだわりも大切です
今週のおすすめはコチラ!
クツワ
モジサシ下じき
<PR>
文字がスラスラ読める窓がついていて、読みたい部分以外を隠すことができます。
B5サイズで教科書にもピッタリ。幅9mmまでの文字に対応しています。(教科書・問題集・児童書など)
ぜひ使ってみてくださいね!
こちらもあわせてご覧ください!
noteを始めました!
ちいさくいっぽ。プラスもこちらからご利用いただけます。
さらに学習を深めたい場合はちいさくいっぽ。プラスから!(別のサイトへ飛びます)
このプリントの追加が欲しい!などありましたら、ぜひInstagramのDMからリクエストお願いします。
※プラスの配信は不定期になります。プラスがあるプリントは、通常のプリントデータの下から購入が可能です。
※ご利用にはnoteのアカウントが必要となります。
その他のプリントはこちらから
我が家で大活躍のアイテムをご紹介しています!